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祈りの道・高野山町石道⑤ [神仏と法要]

こんばんは、持慧です。

町石道もいよいよ終盤です。

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「押上石」。前回の「袈裟かけ石」と併せてこのような話があります。

「高野山は明治時代まで女人禁制でした。弘法大師の母君、阿刀氏はある日、
禁を破って五十四町石あたりまで登山してきました。ここより先は入れませんよと
大師がいくら説明しても母は聞き入れません。
そこで大師は石に袈裟をかけ「ここを越えられますか」と告げます。
言葉どおり母が飛び越えようとすると突如雷鳴がとどろき、火の雨が降ってきました。
驚いた大師はとっさに岩を手で押上げ、その影に母をかくまいました。
五十四町石の先にあるその岩には今も大師の手形が残っているといわれており、
ここからが高野山の清浄結界とされるゆえんです。」(和歌山県観光情報より)

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また車道を横断します。
いくつかこのように交差する場所があるので、車で上がる際は要注意です。

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気づけばかなり高いところまで上がってきました。
豊かな自然、歩きやすく整えられた道、そして町石・・・
何とも言えず味わい深いものがあります。

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真言を唱えると願いが叶うといわれる「鏡石」。
ここを越えるともうすぐです。

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他の参拝者とも重なりつつ、見えてきたその先は。

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高野山の表玄関、「大門」です。
仁王様が守るこの門の高さは25,8M。国内最大級です。 16:30

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車で上がる際に見慣れたこの景色も、8時間かけて登ってお参りすると
この荘厳の深さ、有り難さがよく分かります。
「聖地の中の聖地に入らせていただくんだ」。そんな気持ちがこみ上げてきます。

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高野町の街道、5町の町石。
金剛峯寺伽藍・根本大塔まで後500Mほどです。


続く・・・


持慧 拝


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