御詠歌の巡回布教講習会

　高野山金剛流御詠歌の巡回布教講習会が、
本年も、本日２０日１０時より大和高田市の不動院様で開催されました。


国の重要文化財に指定されている不動院様本堂



講習会場の聖天堂



開始前の開場



１０時、不動院ご住職で詠監の中野祐俊僧正様がお見えになり、
本日の講師をしていただく佐伯光俊僧正様をご紹介下さいました。
始めにご法楽、ご法号をお唱えして講習会は始まりました。

佐伯僧正様は私たちの緊張を解す為に、
先に高野山の宗歌である「いろは歌」や、
よく知られている「観音大慈」を皆と一緒にお唱えしてから、
難しい「金剛」を教えて下さいました。
アタリ、シオリ、ツヤ、イロ、オドリ等の歌謡法をわかりやすく懇切丁寧に、
全員が唱えられるように、一人一人に指導して下さいました。

実は、私も詠歌教師の末席にありますが、歌謡法を講員さんに教えられる程はマスターしていないので、
当寺では、これまで歌謡法なしでお唱えしていました。

この度の講習会では、講員さんはなれない歌謡法や鈴鉦作法に戸惑われたことでしょうが、
僧正様の熱心なご指導に、頑張ってついていってくれました。

佐伯僧正様、未熟な私どもを見捨てず暖かく導いて下さいまして有難うございました。（拝）